海外暮らし|投資話には気をつけて

2018バリ島プチ移住(インドネシア)
スポンサーリンク

こんばんは、Candyです。
今日は仮〇通貨での詐欺事件のお話です。
こうゆうことがあったので、皆さまもお気を付けくださいという内容です。

2018年3月、ちょうど時期的にこの投資話が在住日本人の中で出回っていたころ、私のバリ暮らしはスタートしました。
そして私の耳にもこの話が入ってくることに。

結末を先に書きますと、投資しかけましたが寸前でやめ、被害なしでした。
そのマイニングシステムはCEOが投資者のお金を持ち逃げし、破綻しました。
その破綻までの期間は随分スピーディで早すぎな印象でした→計画的?!

教訓:海外でお金の話はスルーしましょう。この世に簡単に儲かる話など無い。

勿論わかってます。そんなうまい話がないことは。
日本では絶対やらないのに、なぜやってみようかなとふわっとした気持ちになったかと言いますと、私の場合は海外暮らしという異空間に入ったばかりで気持ちがふわふわしていたからと思います。

ではどんなだったか、少し振り返ってみましょう。
※仮〇通貨が悪いのではなく、ここのマイニング会社が結果的に詐欺になったという話です。

最初は、「こんな投資をしている。あなたもどう?」と、近所に住むお友達から聞いたのがきっかけです。
「その話ちょっと聞かせてくれる?」と言ったのは私です。

ビッ〇コ〇ン、マイニングと聞いても全然理解できず、サイトをみて勉強しましたがいまいちよくわからない。なんでそのシステムであり得ないほどの高額配当が出るのか、私の頭が悪すぎてさっぱりわからない。

私が聞いたのは、

  • 大抵の人は10万円から始めている。
  • 10万円仮〇通貨を購入し、マイニング会社に入金すると3カ月を過ぎたあとから毎日800円(この地点でのレート)の利息が入ってくる。
  • 人を紹介すればするほど自分の儲けが上がっていく、ねずみ講。
  • バリで口座を開設したら、換金はルピアになる。
  • 換金所はヌサドゥアにある(そんなところまで自力で行けないなぁ・・)
  • 日本で口座を開設した場合、税率は50%になり儲けがかなり減る。
  • バリでは確か、、税率は0%だったような(ちょっとうろ覚えです)
  • 日本で口座開設したら日本で換金となり、通貨は円。
  • やるなら自己責任でお願い。何かあっても責任は持てないから。

↓サイトに記載されている内容では
https://peraichi.com/landing_pages/view/a7paq

日利0.5~1%
月利およそ20%
年利およそ250%

投資を少しだけ勉強した現在の私ならすぐわかることでしたが、まず月利1%でも怪しいのに20%とかありえない。即アウトな話。

さて、まず私には難易度が高すぎたのは逆に「やらない」選択へのメリットでした。
ヌサドゥアまで自転車で到底行けませんし、会話も困難なので自力で換金難しい。
換金のタイミングがあり、その時にいつもバリにいるとは限らないのも大きなネック。
ねずみ講のイメージも・・・

投資話に声をかけられている人を冷静に見てみると、ある一定以上のお金持ちは除外されている。
なんかおかしいなぁ・・・

そこで、投資に詳しい人に聞いてみました。

その人は即座に「そんなもん!駄目に決まってる!何を言ってるの?そんな高配当がこの世にあるわけないよ。それに本当に儲かる話なら君のような10万程度しか出さない人じゃなく、何千万でも億でも出せる人はバリにいくらでもいるだろう、なぜそこに話がいかず、君のような(大きな資産のない人)ばかりに話がいくのだ?おかしいだろう?」

はい・・・・
そうですね\(◎o◎)/

って何気に失礼ではw

「ちょっと待ってろ!」
と、その方は、知り合いの資産家バリ在住者さんや、長年住んでいて会社に弁護士がいて、情報に精通しているという数名の方々にその場で電話して聞いてくれました。

電話越しに資産家の方は
「そんな投資話はこちらにはきてないけど、話をもってきてる元締め?の人は、よく知らないけどちょっとあまりよいうわさは聞かないしその話は絶対やめたほうがいい。危なすぎる。そう伝えて」

と。

他の方々も同じ答え。
「やめときなさい!胡散臭すぎるでしょ、おかしいでしょその話。」

皆さん、相手にもしない感じで即座に却下でした。
というわけで、私は「こりゃやばい」と思い、助かったのです。
「絶対だめだよ」と止めてもらえて、感謝しています。

もし聞く人がバリにいなかったら、伯父が金融専門の弁護士なのでメールで聞くこともできるし、自分の仕事のクライアントも弁護士先生なので話は聞けたと思います。

どうしよう?って思ったらいろんな人に聞いてみるのがいいですね。急ぐのは良くない。

そして・・・
マイニング社が事実上破綻したのは7月後半くらい?!
私が投資話を聞いてから破綻までたった4カ月。
この事を知ったのはネットニュース経由で、8月初旬くらいだったと思います。

ベトナム、マイニング企業のCEOが資金3500万ドルを持ち逃げした疑い
2018年07月31日
ベトナムの仮〇通貨マイニング企業スカイマイニングのCEOが、投資家や企業の資金、推定総額3500万ドル(約38億8000万円)を持って蒸発したようだ。地元メディアのベトナムエキスプレスが29日に伝えた。
続き

正直かなり驚きました!が、やっぱ投資とか慣れている人の「ダメだよ絶対」って言い切る鋭さは凄いなとも思いました。

そんなによい話なら上層部だけでやってるよ。
人に言わないよ。
なんで皆に広めるの?その地点でおかしいでしょ?話が来た地点でおかしいでしょ?儲からないから人のところに話が来てる。

なるほど確かに・・

私に投資話をしてくれた方は、家族や友人にも紹介しており、被害が拡大されていると思います。そのことについて、投資しなかった私がアレコレ聞くのは傷に塩を塗るような行為と思い、そっとしておこうと触れずに今もいてます。

破綻後、この仮〇通貨のLINEグループ内は荒れに荒れまくっていました。
破綻一カ月ほど前からシステムエラーなどで出金できないと話が飛び交っていて、この頃から兆候が・・

そういえば、バリでこの話を斡旋し始めた方は、勉強会と称してネット会議システムを使い皆に教えてました。

CEOや上層部では最初から計画的だった恐れもあるのかもしれませんね?!
youtubeでまっすぅさんなどが取り上げている「ポンジスキーム」に近い?

こちらはとても分かりやすい話なので、一部抜粋で引用させていただきます。

http://tomaatlas.hateblo.jp/entry/2018/12/23/123951

~最近の詐欺は、「悪人が悪意をもって、詐欺のビジネスをもってくる」という単純な流れではないのです。

「真っ黒」⇒「黒」⇒「黒っぽい灰色」⇒「灰色」⇒「白っぽい灰色」⇒「白」⇒「私」

こんなかんじで、「マネーロンダリング」みたいに、「ヒューマンロンダリング」をして、詐欺の話は、やってくるのです。

「悪人たちが、善人たちを利用して動かし、その動かされた善人たちが、善意で、ビジネスの話をもってくる」こういう流れなのです。

細かいビジネスの話は、長くなるので省略しますが、こういうビジネスは、5年くらいの周期で、忘れた頃に世界中で流行ります。

そして、3~5年くらいは、最初に始めた人たちだけは儲かります。
しかし、6年目あたりで、ごっそり持っていかれるのです。

そのやり方も、とても巧妙で、儲けさせた後、その会社と提携している海外の投資会社に、投資させるように誘導して、その稼いだ金額の全てを、持ち逃げするというパターンが多いです。

現在でも、似たようなビジネスが、たくさん流行っているようですが、ハッキリ言って、ほとんどが詐欺です。やめておいたほうがいいです。

ビジネスの基本的な姿勢として、「よくわからないものには、手をださい」というのは、肝に銘じておいてください。

この話、鳥肌が立ちますね。よく似てます。

こちらのBlogでもこの仮〇通貨について少し触れられていました。
在住日本人の中で話が回ってますね・・
https://ameblo.jp/papasbali/entry-12394081671.html

その後、用事があってエージェント会社に行った際、皆にネット会議してた人に偶然遭遇したので驚きました。
名前でわかりました。

でも、私には関係のない話なので、特に誰にも話す機会もないまま私は帰国。
そもそも損害を受けた人はこの話をしませんし、なので余計人に知られないまま、泣き寝入りとなるんかなと。

広めた方がいいのでは?
もうこんな被害者がでないために。

私はそう思いました。

もっと資産家の方たちには、不動産詐欺みたいなのもあるようで。。

と言うわけで、海外暮らしを考えている皆さん、
在住日本人からお金の話が出たら即スルーしてください。
そんなうまい話はないです。
こんな話は、よその国でもよく起こっているようですからご注意ください。

そして、儲け話をあちこちにしてはいけない。
自分も損したから被害者だよ、だから許してね、は正直通じないと思う。
信用を失い二重に損です。

それでは、また。

タイトルとURLをコピーしました