十牛図って知ってる? 無料DL

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最近図書館に入ったばかりのこの本、借りて読んでみました。行間が広く、ささっと読めたので普段本を読まない人でも良いと思います。

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今を、生きる 一日一禅

尾関 宗園 (著)

内容が良かったので著者はどなたさんかな?と読み終わってから表紙をまじまじとみたところ、京都大徳寺と書いてある。。そうなんです。京都市図書館は京都関係の本は大抵即座に入るんです。

Wikiより
尾関 宗園(おぜき そうえん、1932年 – )は、日本の臨済宗の僧侶。大徳寺大仙院の閑栖。
奈良市生まれ。奈良教育大学を卒業。1965年大仙院住職となり2007年からは閑栖。

本の中には、昔預金封鎖にあった事も書かれています。預金封鎖経験者ならかなりのご年齢のはず・・と思いましたが今年92歳であられますね。

私の、去年96歳で亡くなった祖母からも貯金封鎖は聞いてましたし、田んぼなどの土地も全部奪われた!と聞いてます。

本に書いてあったことは、預金封鎖を現実に経験すると、お金を沢山持っていたとしても一瞬で奪われる、そんなものに強く囚われるだけの人生はどうなのか?というような意味ですね。

土地も奪われましたしね・・・

それよりも、「私とは一体何なのか?」と、自分の内面を探求する、自分の外側の物質ばかり追い求めるのではなく、わたしという内面に目を向けて探求することが、人間が生きていることで最も重要なことではないでしょうか。21世紀になっても未だほとんどの方が外側の物質だけに目を向けて生き、高齢になっても真理に気付かないので、突然癌になったりして、死ぬのか怖い、嫌だ、死にたくない、という恐怖に襲われるんですね。

わざわざ死にたくはありませんが、死は怖いものではないのです。

時代や惑星の影響もあるのか?高齢者より、今は若者のほうが真理に気付いたり興味を持ったりする現象がまだまだ少ないものの、じわじわ起こってる様子が見えてます。これは嬉しいことです。

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十牛図

実は十牛図の文庫が出ており、それを近いうちに買おうと思っていたんです。ところが、無料で内容を知ることが出来、しかも簡単な文章で、簡潔に。

ダウンロード先は次の項目にあります。

Wikiより
十牛図(じゅうぎゅうず)は、悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの。「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図といい、真の自己を求める自己は牧人の姿で表されている。作者は、中国北宋時代の臨済宗楊岐派の禅僧・廓庵(かくあん)。

廓庵以降、十牛図は世の中に広まっていたとみられるが、十牛図の作例はそれほど多くないとされるよく知られている作例としては室町時代前期の禅僧の絶海中津が描いた十牛図(相国寺蔵)、室町時代中期の画僧の周文が描いたと伝えられる十牛図(相国寺蔵)がある。

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大徳寺HP 禅の教え 十牛図

禅の教え│大徳寺 大慈院
大徳寺の塔頭大慈院京都紫野の禅寺 大徳寺

↑ここに、「十牛図」と「般若心境の解説」があります。十牛図はもとより、般若心境の解説もめちゃよかったです!

HPにアクセスしたあと、ダウンロードという緑の文字をクリックするとPDFがダウンロードされるので、スマホよりはパソコンのほうがよいかもしれません。スマホに詳しくない場合、ダウンロードしたPDFがどこに保存されたかわからない(再度開くことができない)という事態になるためです。スマホに詳しい方なら問題ありません。

私はスマホでDLして、それをグーグルドライブにアップロード保存し、PCからアクセスして印刷。グーグルドライブやiCloudなどに置いておくとタブレットなど手持ちの他の機種からも閲覧する事が可能。

般若心境の解説は、その前に少しお話が書いてあります。これがまたいい!

トライアスロンや冒険旅行にあけくれる元気な30代の男性が突然不治の病に侵され、人生が180度変わってしまうことから始まります。

これは長い人生という視点でみてみると不幸なことではなく、このことで人生に気づきが得られる大きな体験をするんですね。突然人生が狂ってしまい、「どうしてわたしが?」という思いで辛くなるわけです。そこから何らかの教えに辿りついたりします。(宗教団体ではなく、”教え”です。一人で本を読むことで得られるものです)

そこから何年もかかって、あとあとになってようやく「私とは一体何なのか?無我、無常、苦」が腑に落ちて理解できるようになったりし、180度変わってしまった人生だけど、それは重要な気づきの経験でもあったと思えるようになるのです(なれない人は、いつまでも何か起こったら全て誰か他人のせいだ、自分以外のもののせいだ、という考え方をし続けますが、気づかないのはそれはそれでいいのです。自分が苦しいだけです。)←自分なんてものは居ませんが、自我が強い人は自分は居ると思い込んでいます。

般若心境の解説は、お釈迦様の教えを理解しているとわかるのですが、非常に簡潔に解説されているので、無我や無常を理解してないと抽象的でわかりにくいかもしれません。

この無常、無我、苦がわかると人生が輝きだします。人生から「恐怖心」が無くなります。なくなると言いますか、そもそも恐怖どころが自分が無いことに気付く。

今回ご紹介の本

「今を、生きる 一日一禅」は、ご高齢の方にも良いと思います。字が少なく、行間広く、簡潔で読みやすく、人生の終わりが見えてきている方にささる内容。

真我・悟り
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