人の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)って、結構アバウトというかテキトーなんだなと実感することがありました。
私達は自分の外側にある世界を、みんな同じ景色をみて、同じ世界を生きているって普通は思っているものですが、人間は想念で世界を見ているので、「実は同じものを見いるようでいて、人それぞれ全く違う世界を生きている」というのは精神世界でよく言われる事です。
でも今回は実際この肉体で起こっていること。
ニオイ事件
先日、母と叔母と一緒にバスに乗っていたところ、途中から物凄いニオイ(腋臭)を発したお客さんが乗ってこられ、一瞬でバス内に充満。あまりの刺激臭に頭痛と吐き気を起こし、とにかく早くバスから降りねば。。と少々心がパニックになりました。多分、東南アジアからの出稼ぎの方かなと。
ニオイの話は失礼な話題だと思うので書きたくありませんが、今回はこのニオイのお陰で気づきが起こったので書かせていただきたい。
このニオイ、バスを降りてから母と叔母に聞いてみると、想定外の答えが返ってきました。
母・叔母「何も臭わかったけど?」
えー!そんなこと、、そんなこと、、
ありえるの???
あの強烈な刺激臭でこちらは頭痛と吐き気が起こって大変なのに、何も臭わない?
嘘とかではなく??
ええ、嘘ではなく本当に何も、全く臭わず無臭だったというのです。
おぉぉ。。。
衝撃的な事実。
母は臭覚が鈍感なのですが、叔母は鼻は悪くないのです。なのに何も臭わない・・
臭かったのは私だけ?
(バスはほとんどガラガラ状態)
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
臭覚って、人によって全く違うの?
臭いを強く感じる、弱く感じる、とかではなく、強烈なニオイを全く微塵も感じない人が居て、もしかしたら何も感じない人のほうが多数派?
という怖いことに気付いてしまいました。
え?私、また少数派?(◎_◎;)
しかし過去、親友や彼氏という超身近な人に、同僚の酷い口臭のことそれとなく「においわかる?」と聞いたことがありましたが、「何もにおわないけど?」という回答だったことを思い出しました。
こんなデリケートなニオイの話なんかしてはいけない、という意味なのだろうと勝手に思い込み、彼らは臭いのに臭くないと優しい嘘をついている~とかなんとか本気で思ってました。
いやいや、本当にみんな何も臭ってなかっただけでしょう。嘘をつく意味がない。どうしてここでもっと突っ込んで聞かなかったのか、悔やまれます。
私だけがニオイに気づいて一人で苦悩していたことにハタと気づく。
ちなみにその同僚はとてもいい人で、気が合っていただけに口臭をどうにかしてほしいと内心願うばかりでした・・
同僚が結婚したときも心底驚いて、奥さんはニオイがわからないのだろうか?そんなことあり得るのだろうか?と疑問を持ちましたが、はい、臭いはわからない、ということと今納得しました。又は臭っても不快に思わず、逆に好きな匂いに感じた可能性も。
ニオイの話は微妙です。
身近な間柄でも、クサイとかそんな話題ほとんどしないです。
話題にしないので、他の人がどんなニオイの世界を生きているか謎に包まれています。
みんな同じ匂いを感じていると錯覚しているのです。
多少違うとかはあるでしょうけど、全く臭わないとか考える事すらなかったのです。
もしかしたら、とんでもないニオイの別世界を、私達は生きているのかもしれません(*’▽’)。
ニオイは鼻で感じていると思っていましたが、脳で感じているんですって(知らなかった)。鼻にいろんなニオイのセンサーがあり、脳で感じる。
わたしは感覚過敏?
そこでいろいろ調べていくうちに、自分は感覚過敏であることを、この歳になって知ることになりました。
ぇぇ?(◎_◎;)
凄い発見。
Wikiより
感覚過敏(かんかくかびん、英: Hyperesthesia)は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの諸感覚が過敏で日常生活に困難さを抱えている状態である視覚の場合は視覚過敏、聴覚の場合は聴覚過敏、嗅覚の場合は嗅覚過敏、味覚の場合は味覚過敏、触覚の場合は触覚過敏と呼ぶ。感覚過敏は病名ではなく症状である
あの時、バスであの匂いに遭遇しなかったら感覚過敏であることに今も今後も、まだまだ当分気づくことはなかったでしょう。
視点が変わると、嫌な体験も感謝に変わってしまいます( ^)o(^ )。
触覚、臭覚、聴覚
私は感覚過敏の中の、触覚、臭覚、聴覚に過敏症があることがわかりました。
今回は臭覚過敏の話題ですが、ある特定のニオイに過敏症があるだけなので日常生活に多大に支障があるわけではありません。
その特定のニオイに関しては即座に頭痛吐き気が起こるので、対策はそのニオイを避けるしか方法がない。避けるしかない、と解っていれば避ければいいだけです。我慢不要。
避けられない環境に居る場合は辛いでしょうが、相手はよほどのことが無い限り変わりません。相手を変えるのではなく自分を変えるのが早い。時と場合にもよりますが。
家が臭い場合もありますが、大抵は汚部屋で換気をしてないとか、動物を多数飼っていて糞尿の臭いが混じっている上にファブリーズ臭もあり、そのニオイを感じない人もいれば、好きな人もいれば、ダメな人もいる、ただそれだけ。。
「他の人もクサイはずなのに我慢して耐えているのだから、私も耐えないといけない」なんていう妙な妄想は要らない、そう理解しただけで世界がパーッと明るくなりました。
いつ発症したか?薬の乱用?
臭覚過敏
臭覚過敏と動物アレルギー、金属アレルギーは幼少期からなので、ほぼ生まれつきと思います。
聴覚過敏
聴覚過敏はメニエール病を発症したのが最初のきっかけかもしれません。その頃から無音を好むようになり、うるさい音が苦手になったのです。そして、その10年後くらいにスッ転んで頭を打って(;´Д`A “`メニエール2度目再発、この時から余計おかしくなったような気もします。脳がおかしくなったのでしょう。
そう言えば感覚過敏の本の中に、事故で頭を打ってから過敏症が出るようになる場合もあると書いてありました。
触覚過敏
触覚過敏は衣服が痛い、ピリピリする、かゆい、という不快感が常にあるという何ともおぞましいものなのですが、ずーっとこうなので不快が日常です。発症は昔、事故で入退院を繰り返していた頃からです。それ以前は一切なく。
花粉症も日光アレルギーも、事故で入退院を繰り返していた時に突然発症。
これは、何度も手術を受けたのと、術後に院内感染にかかり抗生物質を長期間点滴で投与されたり、様々な薬剤もてんこもりの数年間。これで腸内細菌が狂ってしまい、花粉症や触覚過敏が出たと私は睨んでます。(あくまで素人判断)
抗生物質で腸内細菌が狂ってしまうのも最近知りました。
まぁ事故ったのは私なので、それも人生のシナリオ通りなのでしょう。
「花粉症や触覚過敏の不快な日常で何に気づくか?」が課題で、様々な過敏症はただこの肉体に起こっているだけの現象。縁起、ですかね。
ただ、過敏症だって気づいたのが今って・・・いくら何でも遅すぎですし鈍感にもほどがあると思いました。
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