先日、古本屋さんにてこんな面白い文庫本を見つけ、70円で買いました。本はサラピンのように綺麗。
ちょっとご紹介すると、まず、絵がシュールで可愛い。人によって好き嫌いはあるかもしれませんが、断然気に入った。裸のオジサンがあちこちに出てきますが絵なので。。
元素生活 2015年発行
P.16
環境問題だって、元素的にはノープロブレムオゾン層に穴が開いても、大気中の二酸化炭素が増加しても、元素の組み合わせが変わったにすぎません。天体が衝突するとか、核爆発が起こるとか、そうゆうスケールにならないと元素そのものに変化は起こらないのです。でもそんなことが起こったら生活もクソもないので、元素と生活ではモノサシのスケールが違いすぎます。
とはいえ、元素そのものの変化はありませんが、1万年くらいのスパンでみれば生活の中の元素にも変化が見られます。ちょっと駆け足でその変化を見てみましょう。
古代の生活
元素は少なめです。
中世の生活
元素が少し増えました。
現代の生活
めちゃ増えてるやん!!
私達って、昔々の王族よりもいい暮らし(衛生的で綺麗なものに囲まれ、美味しいものが安価で手に入る暮らし)をしているんですよ。幸せですよね。マンモス狩りに行かなくても、食材は有り余るほどあります(我が国は)。
元素
元素は水素から順に、シュールな絵と共に面白い説明が全部載ってます。見てるだけでほんま楽しい。
すいへーりーべー僕の船とかなんとか、覚えましたねぇ。すっかり忘れたけれど。。
一番気に入ったのはここ
生きてても、死んでも、元素に変化なし。
何も変わらない。
人間はC,H,O,N,P,Sで出来ていて、死んで火葬してもC,H,O,N,P,Sのまま・・
死んだら見えなくなりますし肉体は無くなりますけど、ミクロの元素レベルでは何も変わらず在る。ということはまた生まれても何も変わらず在る。
ほんとに<私>なんていう実体はあるのかな?
とまぁ、どこからでもそこへ話が流れてしまう・・
この本は読まなくても、寝る前にパッと適当に開いたところをジーっと眺めて楽しめるところがいいなと思います。
現在は新しい元素記号が追加された「新版」が出版されています。
書籍紹介
現在、全国の書店や図書館で開催中のフェア「科学道100冊2019」(理化学研究所×編集工学研究所)に、『元素生活 完全版』を選んでいただきました。刊行から8年。好評の『元素生活』に、ニホニウムなどの新しい元素がついに仲間入り。
ニホニウム?
初めて聞きました(;´Д`A
しかも発見が日本でアジア初!これ、知っとかなあかんやつ。
Wikiより
ニホニウム(英: nihonium)は、原子番号113の元素。元素記号は Nh。超ウラン元素で、278Nhの平均寿命は2ミリ秒であることがわかっている。これは日本人のグループ、森田グループが発見した元素である。新元素を発見、また命名したのは日本であり、アジア初となる。2024年(令和6年)現在、周期表に正式追加された最新の元素の1つである。正式名称が決まるまではウンウントリウムと呼ばれていた。
発見国である日本国にちなんだ名称である。
2016年(平成28年)11月に正式名称が決定するまでは、暫定的に IUPAC の系統的命名法に則りウンウントリウム(記号Uut)[3][注 1]と呼ばれていた。発表前はジャポニウム(英: japonium)あるいはジャパニウム (英: japanium)と予想されていた(#元素名の候補を参照)。
周期表で第13族元素に属し、タリウムの下に位置するため「エカタリウム」と呼ばれることもある。
ニホニウムが載っている新版の本は、図書館で借りることにします。
では~。
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