みぽりんの鍵かかってるツイッターをちょっと遡って読んでいたところ、彼女の呟きに対してリプを送っておられる方々の中に「アルケミスト」というワードが数回出てきていて、気になりました。
そうか、みぽりんもこの本を知っていたんだ・・
アルケミストはパウロコエーリョの代表作で、精神世界や引き寄せなどを書いたとても素敵な小説。わたしは今年の初めに文庫を買ったものの、まだ読んでおらず~、早速読み始めました。
すると。。付箋を貼らねばならないグッとくる文章が沢山あり、なぜもっと早く読まなかったのか~!と思いましたね。
「中山美穂・魂の旅~小説“アルケミスト”の世界を探して」
ネット検索してみると、2003年にBSで放送されたハイビジョンスペシャル 「中山美穂・魂の旅~小説“アルケミスト”の世界を探して」という番組があり、
更に検索してみると、あったあった。
すぐさま視聴したところ、アルケミストの内容というより、「みぽりんの旅番組」みたいな構成になっていてw
みぽりん>アルケミスト
なのでした。
みぽりんは一人旅もされていたようで、アルケミストの小説を持ち歩いていたとのことですが、それはちょっと番組上のセリフではないかなと?勝手にそう思ってしまいw
↑重要なメッセージです。
答えを書きますが、
現実の世界はありのまま起ってること。
心の中の世界は妄想です。
そのことをわかっているか?上手に「現実」と「妄想」を分ける事ができるか?と聞いています。32歳でそれは難しいかもしれません。
パウロコエーリョ氏とお会いになられたのは、ほんと良かったですね。しかしちょっと、外国の文化ではこれが普通なのでしょうが、日本人から見ると・・あまりみぽりんに触らないで・・なんて思ってしまう(笑)
パウロ氏との対談で、みぽりんは”結婚したばかり”というお話が出てきますので、撮影は結婚発表された以降(2002年6月以降でその付近)なのでしょう。
アルケミスト(文庫版)
ちょっとだけ。
P.21 彼にはいつも新しい友達ができたが、全ての時間を彼らと過ごす必要はなかった。同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると友人は彼を変えたいと思い始める。そして彼が自分たちの望み通りの人間にならないと怒り出すのだ。
身近な人ほど(特に家族や恋人)、自分の思い通りでなかったら怒り出すのではないでしょうか。普段は仲良くても、あるとき大きく意見が対立すると苛立ちを覚え、理解してもらえなかったと感じれば不機嫌になる。その態度は身近な人ほど露骨に出してしまう・・等、結構あるある。
P.35 彼女にとっては毎日が同じだった。毎日が次の日と同じだということは、太陽が昇るというような、毎日起こっている素晴らしいことに気がつかないからなのだ。
陽が昇ることは驚異的な事で、あらゆる生命が生きていることすら驚異的なのですが、一般的には皆日々の暮らしで忙しく、空を見上げることもなければ道端の雑草の、小さな可愛らしい花にも、虫の音にすら気づきません。特に先進国ではあまりにも忙しすぎて、そうゆうものに気づく余裕がない。
P.49 今になってバーの主人があんなに怒っていた理由がわかった。彼は少年に、あの男を信用してはいけない、と言おうとしていたのだ。 「僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたんだ」
「今現実に起こってることを見る」というのは実はとても難しく、殆どの人がしているのは「自分がみたいように世の中を見ている」ということ。
P.95 すべてのものは、ただ1つのものがさまざまに現れたものにすぎない。
ただ1つのもの・・・真我とか普遍意識とか表現方法はいろいろですが、その1つのものから立ち現れているのですが、人はそのことに気づけません。
今ここ
次は、旅の途中で戦争が始まったと知らされ、道案内役のラクダ使い以外の人は、自分が巻き込まれやしないかと恐怖に支配されるシーン。
P.100 そのラクダ使いはあまり戦争を心配していないようだった。「私は生きています」と彼はある夜、ひとふさのなつめやしを食べながら少年に言った。
「私は食べている時は、食べる事しか考えません。もし私が行進していたら、行進することだけに集中します。もし私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれは構いません。なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に心を集中していれば、幸せになれます。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は今私たちが生きているこの瞬間だからです。」
「今ここ」のお話でした。
普通に読むと、その日に死んでも構わないなんてそんなん無理でしょうと思いますが、そうではなく、今この瞬間の事だけに集中して生きていると、戦争が起ころうが恐怖や心配という思考は起こらず(思考は今ではなく、過去や未来なので)。恐怖がないと、なんでかしらん人生自動でうまくいっちゃう、ということです。この自動でうまくいっちゃうっていうのが本当の意味での引き寄せであり、ちまたでいう引き寄せはだいぶ違・・
例えば私たちは食事をしながら、今の食事に全く関係のないことをくだくだと考えたりします。思考=時間(過去と未来)の世界であり、「今」ではないんですね。
よくよく考えてみると、この世には「今」しかない。今!今!今!の連続です。過去や未来は人間の思考の中にあるだけで、この地球上には過去も未来も時間もありません(量子力学)。
これは秘密なのですが、私たちを含むすべては「今この瞬間瞬間に在る!」という存在なのです。生きる上で恐ろしく重要なことなのに、殆どの方が知らないどころか、聞いても興味を示さない摩訶不思議。
「今」を生きず、過去や未来にばかり思考を巡らせて自動思考(妄想)していると、悩みは増え、辛かったり不幸な思いが延々反芻し、やがてそれは肉体をも蝕んでいく、まさに嫌なマジック!
ある意味、みぽりんはあのルイーズ・ブルジョワ展をみて、強い負の自動思考に陥ったと読めます。
アルケミストは、数年ごとに読み返すと、その間に自己成長していればまた違った印象を受けたり、以前はすーっと流していた文章をみて「え。こんな重要なことが書いてあったのか」と衝撃を受けたりする、そんな本です。
特に、これから夢を叶えるであろう若い人に是非とも読んでいただきたいのですが、若い時はこの本の真の意味はあまりわからないはずです。人生経験が少ないから。
頭で理解しているだけでは浅い。実体験が多数伴って初めて腑に落ちます。実体験には時間が必要で、年増のほうが多くなりますが、それにはまず行動しなくちゃいけません。なので夢を叶えよ、やりたいことをやれ、というアルケミストは強いメッセージを込めた人生応援小説と言えます。
酸いも甘いも、いろんな人生経験がとてもとても重要。大きな苦悩や挫折、死にかけるような事故や病気も、のちに宝の体験に変わるのです(気づけない人もいますけど)。
夢を叶えるためにある程度資金が必要で、夢に繋がらない仕事でとりあえず貯金を必死にしている間にどんどん歳をとり、夢を忘れてしまい、行動を起こせなくなる・・というありがちな罠にハマるんじゃない。
もう、今は本当に好きなことを追求して生きていっていい時代に突入しています。昔はそうではありませんでした。
みぽりんの話に入りますが
彼女はこの本を1998年頃に読まれたようで、芸能人としては大成功してますが、まだ手に入れてない「自分の家庭」への願望を叶えるため、動いた、のでしょう。当時はドラマによく出演されていて私もずっと視聴していましたが、結婚してパリに住むと聞きかなりショックでね。もうTVでみぽりんを見る事がなくなるのか・・と。
けれど海外では、人目を気にしないで普通の人の暮らしができますから、それは幸せなんですね。息子さんが誕生し、しばらくはとても幸せな日々を過ごされていたと思います。
しかしこの世は無常であり、刻々と変わっていきます(仏教)。ずっと同じ気持ち、ずっと同じ状態をキープする、なんてことはあり得なく、変わりゆくことが現実なのに、この社会では反対を教えているのです。永遠の愛を誓うと嘘になるの。(驚きでしょう!)
その後、みぽりんの離婚報道が出て、えぇ?と思いましたが、本人にしかわからないいろんなことがあったはずです。これで学ぶ経験が必要だったから起こったのでしょう。
アルケミストでは、夢を叶える前に起こる前兆にしっかり気づき、動くことが言われてます。しかし実はその次の段階へ行くと、どんな人生でも、何をしても、何が起ころうが、どうなろうが、実は起った現実はそこまで重要ではないんですね。
そのさまざまな体験を通じて、自分がどう思い、考え、何に気づいたか。気づいて、そこから「自分がどう生きるか」が重要。
何かが起こるときの前兆は、精神世界を知ると気づきやすくなります。普段から自動思考でぐるぐるしていると大事な前兆を見逃します。
みぽりんは短い人生でしたけど、内容はとても濃かったように思います。唯一後悔されたと思うのはずっと会えなかった息子さんのことでしょうか。
なんだかいろいろ調べていたら、気持ちが複雑になってきました。
息子に会うのは前夫の意向次第、とのことで、前夫のOKがないと会えなかった様子ですね。息子さんが母に会いたくないと言っていたという話は過去に見た覚えがある(前夫の日記かSNSで)。
前夫は昔、南果歩さんとの離婚時に長男の親権を持てなくて、そのせいで長男にずっと会えなかった辛さを痛感していたのは知ってました。けど?なのに、みぽりんに同じ仕打ちをしていたの??やり返すの?優しさはかけらもないの?
前夫のコメントも見ましたが、息子を気づかって寄り添っているという内容だけで、みぽりんに対するお悔やみの言葉が一切ないのは違和感あるけど、それが本音なのかなと。作家だけあって文章が非常にうまいので前夫さんのSNSは2021年くらいまでは時々見てました。しかし、あまりにコロナを怖がっておられたので、もう見なくなってしまいました( ̄▽ ̄;)あの時の違和感は、やはりなと。。
あ~、勝手な想像書いちゃってごめんなさい!!
まぁこれはどうゆう妄想かと言いますと、うちの両親も離婚しており、親権で争ってるのをみたからです。親は子供にいろいろ吹き込むので、子供がまだ小学生だと上手く判断できず親のいうことを鵜呑みにしてしまうのです。だから母親に会いたくないっていうのは子供の本音だけではなく、父親の吹き込みもある可能性が否めないかな?と。あくまでうちの話なんですが、なんか似てるニオイが。。
妄想は続く。。。
ヒートショックって本当?
彼女のインスタの最後の写真。あの展示を見にいかれて心がえぐられたと書いておられたのは、なかなか会えない息子さんへの切なる想いと、自分がしてしまったおろかな行動に、あの呪いのような展示物がリンクしてしまい、強いショックを受けられたのかもしれません。。。涙。
心が不安定になり、強いショック状態になると、肉体への影響も出てきます。心と体は密接に関係しており、西洋ではその研究もかなり進んでいて、和訳本もいろいろありますが、日本では心なんてまだまだ軽視している印象しかない、遅れた社会なのです。
恵比寿の高級マンションでヒートショックなんか起こるのか?ならば北海道はどうなる?ボロい一軒家は?といろいろ言われていますが、確かにそれはそうなんですよね。
勝手な想像ばかり書いてますが、あまり言いたくないけど「アレ」も原因のひとつでしょうし、けれど引き金になったのはあの恐ろしい展示物を見て強いショックを受け、あの展示物の世界に共鳴してしまったことで、血管や心臓などに負担がかかり、お風呂で温まった際に何か発作が??という感じかな?と、想像しています。でも違ったらゴメンね、美穂ちゃん。
勝手に書いてるだけですので、信じないでくださいね。私の脳内で発生したただの妄想です。
アルケミストは精神世界や引き寄せ、スピなど好きな方にはお勧めです。200ページほどの短い小説なのですぐ読めるのもいいし、若い人だけじゃなく、私のようなもういい年の方にも、人生の答え合わせや気づきの題材にもなりとってもお勧め。文庫や電子書籍は価格が安価なのもグー。
みぽりんロス
な~んだか、軽くみぽりんロスっぽいんですよね。どうしたのだろう?
ロスっぽい自分を俯瞰して、冷めた感じで見ている自分も居てるんです。今この気持ちを実感し、命を大切にしようって思えます。
ロスっぽい状態は「思考=時間」の中に入ってるからです。「今」にはなにもありませんから、今だ、今今~。
みなさまも、ご自身を大切に、心を癒してくださいね。心の傷は肉体に現れるので、自分の内面をかなりかなり、重要視していいくらいです。
外側で起こることは関係なく(他人は一切関係なく)、いつもいつも、自分を虐めているのは自分自身なんです。そのことに気づけば、人生無敵の地上天国はもうすぐそこまで来ている!←この言葉で反論しか思い浮かばない方は、自我(エゴ)目線で読んでいるからです。本当に、ただそれだけなんです。
上記のBS「中山美穂・魂の旅~小説“アルケミスト”の世界を探して」内で、「アウト・オン・ア・リム」も読んだと仰ってました。みぽりんはツイッター(X)で山川夫妻をフォローされていますが、この2冊の小説の翻訳をされた方です。
お読み下さり、ありがとうございました。
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