神道、神葬祭|祖母が亡くなり、刀自命(とじのみこと)になりました(火葬場は混んでなかった)

03日記
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病院に入院していた祖母が先週亡くなり、そこからお葬式までドッタバタした日々を過ごしていました。

祖母の最期は主治医から「もういつ急変してもおかしくない、非常に良くない状態です」と言われ、親戚、孫、ひ孫たちがぞろぞろと一気に病院に出向き、個室に入った祖母とゆっくり面会することができました。

老衰でありましたが、誤嚥性肺炎は絶食しているのに唾液だけでもちょっとづつ肺にたまっていってる状態で、腎臓の状態も悪く、もう内臓が機能を停止しかけていた・・けど心臓が止まらず入院から4週間も点滴だけで!

苦しくないのかしら?老衰も結構しんどそう・・これだと癌で闘病しようがあまり変わらないかも・・なんて思ってみたりしたものの。

入院してから、自宅に戻ることは叶わなかった。さいごは意識も薄れ、昏睡状態が数日続いてました。

父の時もそうでしたが、昏睡状態になるともう目を開けることはなく、そのまま数日で亡くなるんだなぁ。。と。この昏睡状態のときに、三途の川とかお花畑が見えて、あちらに行くか、戻るかを考えたりしているのかしら。

96歳なので、随分長生きしてくれました。

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お葬式はセレマ

セレマで積立していたので、それを使用してのお葬式。神道なので、神主さんが来られました。私達は喪服で、数珠は不要。神道では戒名もありません。で、神主さんに支払う金額が結構な額というか。。ちょっと驚いた(;´∀`)・・

金額は祖母が、過去の葬儀でどれだけ包んだか書いていたのでそれを参考にしました。

お位牌の代わりになるものとして霊璽(れいじ)があります。「一度だけ中身をお見せします、もう開封しないでください」と言われ、中には「(祖母の名前)刀自命」と書いてあったと思います。刀自命(とじのみこと)のあとにまだ漢字がありましたが、忘れた~!

祖母は神さんになられた、ということです。
いや、正しくは五十日祭まではまだこの世に居て、それが過ぎたら神さんになるための修行をするみたい。

棺に入れたもの

祖母は棺に入れるものを用意していたというので、まだ入院中に祖母の家にいき、母や叔母たちと部屋を探す。どこにあるの~?とあっちこち探し、やっと見つけた。

結婚式の写真(祖母と亡祖父)と、祖母の幼少時の家族写真(全員亡くなっている人達の写真)や、杖や三途の川の渡り賃(300円)。

いやぁ。。三途の川の渡り賃の笑いました。そんなんあるんかい!(みんな知らなかった)調べてみたら、現在の貨幣価値で300円なんですってね。

しかし葬儀屋さんから「棺桶にお金は入れてはいけない」と言われ、300円はどうなったのか知らないけど~、まぁお金なくても渡れるよ!と。

更には神主さんから「三途の川は仏教だから、神道の場合は違うんですけどね^^」と言われちゃったわw

祖母のお気に入りの大島の着物、これを着て旅立つのだと、準備されていました。

へぇ~、こんな風に棺に入れるものをひとまとめにして準備し、メモ書きも入れて、子供たちが見てわかるように用意しておくといいんだな。。と思いました。

自分が産んだ子のへその緒も必ず一緒に入れます。あとなんかいろいろあったけど、忘れた。

杖はプラスチック製だったから棺に入れたらいけないと言われ、残念・・。

あとは好きだった食べ物やお茶など、いろいろ入れました。

軍人恩給

年金や軍人恩給の葉書、セレマの積み立ての証書などお金関係のものも別にひとまとめにしてあり、恩給の書類を見たけど~、1年間で約56万円だったかな。4期に分けて振り込まれていた。祖父が満州へ戦争に行き、負傷して帰国しましたが、その恩給が祖母にずっと入ってたということです。

一人でこれ全部、準備してたんだな、、と思うと、しんみりしちゃいます。

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火葬場

京都の火葬場は山の上にあって、私達はいつも「山」と言ってます。「山行く人~?」みたいな感じ。いつもぞろぞろと大勢で行ってたのに、今回はまだコロナ規制が続行中とのことで、10名までしか行けない(小学生以下は別枠で2名まで良かったかと思う)。

私は初孫なので、いつも行くのです。親族の誰のお葬式でも必ず私は山に行ってお骨を拾うのです。今回も行けてよかった。

のどぼとけが欠ける事なく綺麗に残っていて、とても高齢なのにこんな綺麗にのどぼとけの骨が残るなんてほとんどあり得ないレベルで凄いです!と言っていただけで、私達も「へぇ~そうなんか」なんてまじまじと見つめ。

火葬場は混んでいない

そう言えば、京都市内の火葬場は全く混んでいませんで、普通状態でした。

関東にいる親戚が、お葬式に行くからと言ってくれてたのですが、電話で葬儀の日を伝えたら「え!そんなにすぐ?てっきり一週間後くらいかと思ってた。だって関東では火葬待ちで10日はかかるから・・」と。

そう言えばそんなニュースを見たなぁ。。あれは本当だったのか。。と思いつつ、、

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「四十九日」は「五十日祭」という

神道では忌明け法要は「五十日祭」として行います。12月の寒い時期になります~。

思考ぐるぐる

祖母をきちんとお見送りできて、なんだか腑抜けたようにぼけーっとしています。

先週はずっと多忙だったのもあり、また久々に会ったいとこたちもいたし、いろんな話を聞いて頭がぐるぐるして、全然寝られなかった。うわぁ、寝れない~!思考がぐるぐるしている~!気づいているけど止まらない~!

そうか、人の話を一気に沢山聞くと、思考がぐるぐるするのか。。

でもそれも2~3日で止み、今はまた思考が静まった世界に戻ってこれました。

今まで沢山お葬式に行ったし、骨も拾ったし、みんなお見送りしてきたけれど、、今回ほど人が亡くなることに関心をもったことはなかったな。魂や意識がどうなるのかとか、葬儀中は祖母が自分の葬儀を見ているだろうとか、老体から離れ、やっと自由になれただろうとか。

ひとまず、きちんとお見送りできたしほっとしたところです。

03日記
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精神ぷらりたび(前題:海外ぷらりたび)

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