真我に辿りついた工程を忘れないように書いておこうと思います。
まず、この世の真理(真我、普遍意識、悟り、etc・・・)は、人によってたどる道が違うため、人の話はあまり参考にならないかもしれません。しかし、似たような道をたどる場合もあるかと思いますので、ふぅん、こんな順路で、、という参考にはなるかもしれない。
また、悟りが偉いとかも全くありません。そもそも元から全員悟ってます。ただ自我が邪魔して本当の意識に気づけないのと、苦しみを産み続けてしまう思考回路を自分だと錯覚してるくらいで・・
人生の流れは全て完璧
私が真我というものがわかったと確信したのは2023年11月末。(わかった「私」などというものは存在しないのですが、それだと文章にできないので敢えて「私」と書きます。)知識による真我探求を開始してから約半年後でした。
私の場合、インド聖者ラマナマハルシの直弟子であるパパジ師(プンジャジ)の以下のサットサン動画によってソレは起こりました。
その時の動画の視聴スタイルは、深夜に一人で、照明を消して、目を開けた瞑想スタイルでipadの前に鎮座し、まるで私がパパジ師の前に座ってるかのような状況で無心で見ていました。
パパジ、私に『私』と会わせて下さい!
上記の動画が日本語で視聴できたこと、翻訳してくださったPapajiMoojiさんに心から感謝の思いです。字幕が出ない場合は、歯車マークの設定から、字幕をオンにして日本語にあわせてください。
この動画を視聴し、右の女性と同じ状態になりました。彼女の笑い現象は「笑う仏陀」だそう。この時初めて知りました。
「笑う仏陀」になる直前、私の中ではカゴメの唄、「後ろの正面だ~ぁれ」状態。後ろの正面、そこには私がいるはずだったのに、私が居ない、私どころか誰もおらんやん~!ェー!何もないよー!!!( ゚Д゚)~。
もう笑うしかない。
真我に至って瞬時に起こった変化
- 今までの人生経験の全てがここに辿りつくための通過点でしかなく、全て必要な経験だったと理解。経験が統合され、ここに繋がった。まだ先がありますが入口に入った、ということかと。
- 今まで「わかるようでわからない」と思っていたラマナマハルシの本など、急いで読み返してみると全部理解できる自分に一瞬で変わっていた。視点が変わったのだと理解。
ポイントは、徐々に理解できるようになったのではなく、一瞬にして全て理解できるようになった、という摩訶不思議な事が起こりました。これら、言葉にした地点で全て観念になってしまいますが、書くとしたらこうなります。
なるほど、だから人に全く伝わらないんか。。
そこに踏み入れた意識だけが理解できることで、言葉で表現しようがない、これは確かです。
頭に思考が浮かばないなんてありえるの?
思考は勝手に湧いてくるもので、止めようと思ってもなかなか止められません。自分で止められないのだからそれは自分が考えている思考ではない。勝手に湧いてくる身体の機能と言えます。目が見える、耳が聞こえる、心臓が動いている、勝手に思考が湧いてくる、みたいな感じ。
けれど、この思考は私は殆ど止まってます。基本、静寂状態。あまりに脳内がシーンとしているためか?耳鳴りが・・・(気にしてない)。
思考を止めるための瞑想やワークなどありますが、私の場合は「瞑想」と「静かな環境に自分を置く」ことで叶いました。
時折ふっと思考が湧きますが、勝手に湧いてるだけで自分の思考ではないですしすぐ消えてしまいます。ふっと湧いた思考からあれやこれやと妄想を膨らませて不安を募らせ自動思考にもつれ込むことは無いのです。あったとしても数分で消えていきます。
でも思考しよう!と思えばできます。
これを思考しよう、これを考えよう、と思って行う思考と、妄想がどんどん勝手に湧いてきて思考でグルグルになる状態とは違います。脳内で音楽が鳴ったりもしません。でもうかつに懐かしい昔の歌入り音楽など聞いちゃうと脳内リピートされたことがあったので、歌入り音楽はほとんど聴かなくなりました。
ムージ師の参考になる動画
上記の動画を視聴したすぐ後にムージ師(パパジの直弟子で今もご存命)の以下の動画を3つ、視聴しました。この3つの動画は1つのお話として続いているものですが、ムージはお話がとてもうまく、聞き手を覚醒に導く才能があると思います。
この女性は左脳思考(エゴ)が強烈な方のようで、一生懸命「悟りたい、私を知りたい」と格闘されているのですが、その格闘をやめなさいとムージに言われても、話が全然通じてないのが興味深いです。悟れない例として載せます。
ムージ、修練なし 1/3 ~ 存在するための修練はない
女性の一生懸命さは凄く伝わってきます。
が、エゴが邪魔してムージの話が理解できない様子がありありと出ています。
ムージ、修練なし 2/3 ~ すべて罠です!
常に思考で答えようとする女性。罠に陥ってると指摘されます。女性は真剣なのですが、二人の会話がコントのように聞こえて、笑っちゃいけないですが、爆笑してしまいます。
論理的思考で頭が良すぎると罠に陥るのがわかります。
ムージ、修練なし 3/3 ~ ゼロに来て下さい
この女性は自我がどうしても前面に出てくるので、あなたは悟ることができないと断言されてしまいます。悟れない例として有効な動画と思います。この彼女のやってることの反対ってことなのです。彼女は思考が止まらない・・・
他にもPapajiMoojiチャンネル内の動画は全部見まくりました。
赤ちゃん
そうそう、赤ちゃんは「私は在る」そのものです。街中でベビーカーに乗ってる赤ちゃんをそっと見てみてください。まだ私とか僕という自我がない、言葉すら認識できない1歳未満の赤ちゃんは、「意識」がこの外側の世界をただ見つめているだけ、あの状態なのです。赤ちゃんには出来るのに~。
モールに行くと首がやっとすわったくらいの幼い赤ちゃんによく遭遇しますが、視線を動かさず一点を見つめてジーっとしてる子もいます。私と目があっても、私を人間だと認識しておらず、風景と同化した一枚絵のようにただただ見ているようだな、と思うことがあります。興味深いわ。赤ちゃん凄い!
直接体験や神秘体験
「私」という自我意識が消滅していく様子をありありと体験したのは20代前半でした。もう、大昔~。私の場合、それは大学病院の科学技術の恩恵によってなされました。ということは、その事故を起こしたことも、真我に至る大事な工程の1つだったと言えるのです。
その話はまた次回にでも。
パパジ(プンジャジ)の本
1冊だけあります。キンドルアンリミテッドで読めますし、非常に分かりやすく書いてあり、正直なところ私には、ラマナマハルシの本よりわかりやすかったです。
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