この薄い本。
素晴らしい。。。!!!
図書館で借りたけれど、あまりに良かったのでそのうち買うつもり。
聖なる科学
この本は、インドのスワミ・スリ・ユクテスワ大師(1855-1936年)が書いた、ヒンズー教の教えと聖書との間の根本的一致を究明している科学的な書籍である。
と言っても日本人の私には聖書もヒンズー教も、特に何の響きもないところなのだが、、、実際のところはヒンズーと聖書だけではなく、昔のどの聖典も全て同じことを書いているわけだ。表現が違うだけで言ってることは同じ。だってこの世の、この全宇宙の真理は1つしかないのだから。
この聖なる科学は本当に薄い本で、100ページくらいかな。しかし内容が、、いちいち感動する。精神世界を探求している人は御存知の方も多いかもしれないが、これから探求しようと思う人も時代的に今後結構増えてくると思うので、聖書の内容をざっと知った後はこちらの聖なる科学を是非。
私はヒンズーの教えは知らないしバガヴァッド・ギーターも読んだことないけれど、この本を読んでからギータ―の内容も知りたいと思うようになっている。(そのうちに。。)
聖なる科学には、最初のところにユクテスワ大師とヨガナンダ大師の2ショット写真も掲載されていて、いやぁ、、しびれるわ~。
この薄い本に、全宇宙の真理が書いてある。
特に2章がすごかった。
P30)解脱とは真の自己意識に復帰することである。
真の自己意識とは、「言語であれこれやかましく考える人間を苦しめる元凶にもなっている左脳思考」ではなく、「感性や直感で子供のようにワクワクした幸せな右脳」でもなく、その後ろに黙ってずっと居る不動の自己意識。私をただただ生かしてくれている真我(ワンネス)。
なのだけど、この自己意識=真我は、「わたし」という自我があると見えてこない。これが厳しいところ。なので解脱した人というのは「私」という概念がなく、下らない地位や名誉に必死になることもなく、むしろ地位も名誉もいらない。足るを知る状況でただただ至福の日々を過ごしている。悩みもない、とにかく至福しかない。
そしてこれこそが人類の生きる目標なのだと書いてあった。。。のだけど、この世の理は真逆なので、その辺はあれよね。。
何故多くの人が苦しみを持っているのか、無知とは何か、などこれでもかというくらい要点を凝縮して書かれているので、読書が苦手な人はこれ1冊でもいいと思えるくらい。
他にもいろいろ真理が書いてある本を読んでいるけれど、はっきり思った事がある。
解脱してない人の本を読むのは時間の無駄だということ。何故なら解脱してないのに真理などわかることはないので、読むなら解脱した人の本を読む方がグッとくる。もうグッとくるのだ。。
というわけで、インドのヨギとヒマラヤ聖者、チベットなどあのあたりの解脱者の素晴らしい書籍を今後少し紹介できればと思っている。
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