フランス映画「美しき緑の星」でカットされた部分

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接続解除プログラムのフランス映画「美しき緑の星」。

映画は1996年に公開されているのでそこそこ昔の映画になりますが、当時は発売禁止になるなど圧力があったとのネット情報。確かにこの映画を見てこの世に疑問を持つ人が増えると困る人達がいますし、又、1996年と言えば時代が西洋→東洋にシフトし始めたばかりの頃。

けれどこの映画は世界中で、必要な人には必ずベストなタイミングで目に触れるようになっており、私は311の震災が起こった頃に知りましたけど、当時はそこまで感銘をうけることはなく・・けれど今見直してみると、うわぁぁぁーこれはすごい、と思わざるを得ない。

今はDVDも発売されているので、時代がおいついてきたのでしょう。

映画はいつ消えちゃうかわからないですが、2023年現在ニコ動でフルバージョン視聴可能。

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映画『美しき緑の星(La Belle Verte 199 仏)』1h39min

監督コリーヌ・セロー Coline Serreau 日本語字幕

『美しき緑の星(La Belle Verte 199 仏)』1h39min 日本語字幕
『美しき緑の星(LaBelleVerte199仏)』1h39min日本語字幕《感謝とお礼》▶ビデオ「『美しき緑の星(LaBelleVerte199仏)』日本語字幕」の再生回数がなん...

【あらすじ】この美しき緑の星では貨幣制度がなく、自分の得意で好きなことをそれぞれがして共存共生し、みんなが平和に豊かに暮らしている。彼らの惑星では、地球は本当に危険で野蛮な原始的な星なので誰も行きたがらない。そんななか、主人公の女性宇宙人が名乗りあげます。「わたし行ってもいいわよ!」

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シナリオ本

シナリオ本では、映画でカットされている重要な部分が載っているのです。気になります!

映画を見ながらシナリオを追いかけ、どこが抜けているか書いてみます。全て書くことはできませんが、大まかに抜粋で。

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美しき緑の星

地球より3000年ほど文明が進んだ惑星に住むミラが主人公。
そこでは貨幣制度もなく、搾取も奴隷も、鉄の塊の車もなく、病気も戦争も音楽もない。
ギブアンドテイクではなく、ギブ&ギブの世界。与える、与える、与える。与えるしかない自然と人が共存した世界。

皆が断固として行きたがらない原始人の未開の星、地球へミラは「接続解除プログラム」を持って自ら進んで行く。
接続解除は、切断とも言われる。何から切断されるのかというと、自我からの切断!(でしょう~)。

気になったのは、太古の昔には音楽があったけれど、進化した世界では「静寂のコンサート」を好む文明に変わっているところ。
しかし「バッハ」の曲は今でも歌うことがあるんですって。

地球(フランス)に派遣されたミラに耳鳴りが起こる。
故郷の惑星にいる子供達からコンタクト(通信)が来てる合図が「耳鳴り」。

テレパシー通信は水を介して行われる。足を水につけて、両耳の中に手の親指を入れ他の指をピラピラさせる。水に足をつけるのはアーシングとも言えそうですね。

カットされた重要部分 本 P104~128

 シーン43

地面の下にある地下鉄に乗るのを怖がるミラ。
地面の下に行く時は死ぬとき。それまではいかなくてもいい。」

シーン44

でも地下鉄に乗ってみる。そこでは誰も会話していない。誰もしゃべらないの?と疑問に思うミラ。
「みんな時間がなくて忙しい」

シーン45

ホームレスの男性が電車に乗ってくる。小銭や食券を恵んでくれるよう周囲の人に話している。そこでミラがホームレス男性に向かって切断プログラムをかけた。

すると男性は本音を話し始める。

自分が居た刑務所にまた戻るのは全然かまわない。シーツなんかも良いのを使っている。市長や大臣なんかも(ムショに)入ってくるのでちょっとしたホテルみたいなものだ。
しかしそうゆうやつらは刑務所に入ってもすぐに出て行く。汚職などで捕まっても、ムショに居る間はその人たちの銀行口座はそのまま。そして出たら、そのネコババした何億ものお金はそのまま使える。

このようなクズどもに牛耳られた世の中でいつまでこんな生活を我々は続けるのか。奴らがそうゆう職について高い身分につくのは、俺たちを絞り上げる為さ。助けるためじゃない。
こんな世の中に生きているんだ。食券も小銭ももうくれなくていいさ。払うのはいつも同じ側。必要なのは慈善じゃない。泥棒をとっ捕まえることだろ。

シーン46~47

そこに警官がやってきて、ホームレス男性に静かにするよう伝える。
ホームレス男性は警官に向かって「こんなところで何しているんです?捕まえなきゃいけないのは泥棒でしょう。公用車に乗っている泥棒を捕まえるんですよ」

ミラが警官1に向かって切断プログラムをかけると、警官が静かになり、ホームレス男性に意見され、警官ではなく畑をやるように勧められその気になってしまう。

シーン48

切断プログラムはを使ってやっている。(パソコンなどそんな古いシステムは使わない)

「生きる目的を変えるように」と相手に念じて、両手をこめかみにあててボンって電波を送る。
電波を送られた人は時間感覚が変わり、多忙だった時間感覚から、たっぷり時間のある自然な人間らしい価値観に変わる。
しかし今の地球だとそのままでは仕事をなくしてしまう。その場合、また再接続すれば切断された人は元に戻れる。

シーン49

ミラとマックスは、ホームレスが言っていた”腐った奴らが居る所”だという「国会」へ行く。
そこでは、議員が「アルコールや煙草をやる自由を。自由が一番だ」ということを演説している。
ミラは「真実を話す」という電波(切断)を議員に送る。

すると議員は本音を話し出す。

医療関係者は病気のおかげで生きている。失業者を出さないために病気は必要だ。半身不随の人や手足をなくした人のリハビリ指導者や、車いすなどをつくる製造者を破産に追い込むつもりか?
だからアルコール万歳!沢山の居酒屋と酔っぱらいをつくろう。そして運転して200キロで飛ばしてください。激突して立派な事故を起こす、これが良き市民の行動、失業問題解決の真の貢献です。

そして煙草は?沢山の癌(肺、のど、舌)。沢山の虫歯、歯肉炎、動脈炎、これらがなくなったらどうなるのでしょうか。失業者が増えます。製薬会社や政治家を破綻に追い込むな。

感染症は金の卵、利益を産む宝庫です。医薬品の8割は健康に有害。その証拠に、医療ストライキが起こるたび死亡数は1/3に減ってます。

社会保障のために集めたお金は「国民のため」と信じ込ませたが、実は私達(議員や利権関係者)のためなんです。この件は今や間抜けな組合も見方ですからもう誰も社会保障にメスを入れたりしません。
大衆を病気にし、たっぷり薬漬けにし、負担金をしっかり払わせどんどん貢がせ、そして国家がそのお金で(元は国民のお金ですが)負債を解消してめでたく完了。こんな最高の仕組みを変えるなんてことはしませんよね?

国会は男性しかいないんですか?とミラは不思議に思う。

ミラに150年後のビジョンが見え始める。

シーン50

150年後)国会にいるのは8割が女性。男性は招かれたゲストのよう。皆が居心地よくしている。

男性議員のひとりが「男性の割合が少なすぎる」と意義を申し立てているが、女性議員から相手にされず、他の男性議員からも「何言ってるの?」と言った感じで、古い価値観の人は生き残っていけないようなビジョン。

シーン51

ミラとマックスが人種差別、性差差別の話をしている。150年後ではなく、現代においてその差別をしているのは誰ですかという余韻。女性より男性の方が偉く、子供より大人が偉く、、、といったもの。

映画では上記のシーンが完全に抜け落ちていて、突然41分あたりからシーン52になる。
その他、あまり重要でないちょっとした部分もカットされている。

ここまでがP128までの部分。

あと、シナリオとは所々話が前後して映画が作られている。

シーン85~90

シナリオ本ではTVで「寄付を募っているシーン」になっている。ミラが切断プログラムをかけることで、TV出演者は突然本音を言いだす。
この寄付が実はファーストクラスで記者36人を万里の長城につれていくためだとか、個人的なプールや豪邸を建設するためとか、莫大な資金が必要だから視聴者をダマして嘘の寄付を募っているという内容。

映画53分30秒~
TVで発言している人の内容が違う。
雇用を作り出すためにどうでもいい仕事を量産する(その仕事の名前は、「うんこ食べ屋」)
シーン93の内容がカットされている。

「うんこ食べ屋」の意味がわかりませんが、フランスのパリは、そのようなものが綺麗に舗装された道のあちこちに落ちている状態で描かれています。犬のウンコを掃除する仕事のことでしょうか?まさか人間が道端に排せつしているのではなかろう?!

シーン107 映画60分~

ミラの息子たちも地球(オーストラリアの砂漠)に来ていて、飛行機内でバッハ合唱曲「我は満ちたれり」を弾く。

この曲はシーン118でも出てくるので大事な意味がある曲なのでしょう。

J.S.バッハ カンタータ 第82番「われは満ち足れり」BWV.82 カール・リステンパルト ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ カール・リステンパルト室内管弦楽団 ベルリンモテット合唱団

以上。
他は映画の通りです。

3000年も進化した世界が縄文時代みたいな状態になっていましたが、結構楽しそうと思えます。テレパシーなども装備されるなら、人間としては進化していますよね。(古代は皆テレパシー使えたようですが)。星の周期と関係ある。

惑星移動もできるのだから、縄文時代みたいな描写にみえても実は全然違う世界なんだと思います。これはあくまで映画なので、観る人によって視点が大きく変わりますし、観る時期でも変わります。

何か気づきが起これば儲けもん~。

書籍

DVD

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精神ぷらりたび(前題:海外ぷらりたび)

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